コーディネーター:加藤康子氏
パネリスト;古賀大牟田市長、映画監督の熊谷博子氏、中野浩志NPO大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ理事長、田中久仁子氏。なお、写真は当日のものではありません。
その2から続く。
古賀市長
「加藤さんに質問したいが、世界遺産には本当になるのか、いつごろなれるのかとよく質問される。いつごろだろうか」
熊谷博子氏
「東京から来ると、大牟田は飯がうまい。負の遺産に向き合うことで富の遺産にかなう。とにかく、やろうぜということです」
「いま三池についての本を書いているのだが数年かかってまとまらないのは、この地に潜在価値が高く書きたいことが多いから。こんなところは日本広しといえどもそうそうない。みんなで潜在価値を掘りましょう」
田中氏
「熱い言葉が聞けてうれしい。市のトップが言われたことで、次にやることが決まった気がする。ふつの市民がいつももてなす側に参加できるスタンスをとり続けたい。中野さんには悪いが、近代化遺産について語る人の多くはマニアだった。それもいいが、そこだけではないように、レベルアップしたい」
中野理事長
「昨年市長の市民懇談会で、炭鉱について副読本にいまは書かれておらず子供たちに伝わっていないという要望を話したが、今年から細部にエラーはあるが、わたしたちの大牟田で近代化遺産について記されたことについて市長さんに感謝したい。
また、熊谷さんにお詫びしたい。
映画撮影にあたって、使用されなかった映像テープが石炭館にあるのだが活用されていない。てーぷ起こしもあるので、なんとか形にしたい」
加藤氏
「時間がおしてしまいましたが、こんなすごいみなさんが列席するせっかくの機会ですから会場からご質問はないでしょうか」
会場質問
「福岡に住んで軍艦島などの研究をしています。わたしも20代まで志免にいて炭鉱には愛着があるし、あの映画を見て感動したが、熊谷さんの万田坑の公園化についての発言については反論したい。何事も安心安全をまず第一に考えなければならない。高齢者が見るだけに特にそうだ」
熊谷博子氏
「これまではこういう議論すら行われていなかったので、ありがたい」
最後に、世界遺産についてガンバローと3回コールして終了。