![]() ツル保護センター
出水市荒崎のツル観察センター隣にあるツル保護センター。毎年の冬、遠くシベリアから飛来するツルたちで
あるが、何らかの理由で負傷したツルがここで保護されている。「2月、仲間たちがまたシベリアへ帰って行くとき、一緒に帰ることが出来な
かったツルが泣くのよ。その鳴き声が何とも悲しくってね」と、ここへ案内してくれたおばさんが説明してくれた。フルサトが恋しいのは、人間
ばかりではない。ツルとて同じなのである。
名護港
名護港に近い駅は肥薩オレンジ鉄道「米ノ津駅」。その鉄道に平行して国道3号線が走る。この辺りまで来ると野田村
とは違って景色が少し賑やかになる。国道沿いに「ヤマダ電機」「ユニクロ」「ケーズデンキ」「スーパー・ニシムタ」等が建ち並び、買物客で賑わ
っていた。また、出水市ツル博物館もある。
肥薩オレンジ鉄道電車
帰りの高尾野駅に停車する肥薩オレンジ鉄道電車。向こう隣りに野田郷駅がある。その一帯を祖母マツカメさんや
父、母が昔歩いていたかと思えば、何か込み上げてくるものがあった。「またここへ来よう」。私はそう思った。
高尾野駅から見た八代海
来たときは気がつかなかったが、帰りの高尾野駅から眺める向こうに、青く広がる海を見た。「あれが八代海か」。
ここが父のフルサトであるのなら、私にとってもフルサトであるはずだ。もう一つのフルサト。その八代海から吹く風が、私の生まれたフルサト
有明海につながっていることを、教えてくれているようだった。帰りの電車が来るまでのしばらく、私はずっと海を眺めていた。 |