三池鉱業所宮原浄水場  福岡県大牟田市宮原町


 熊本県玉名市を流れている一級河川 菊池川上流の竜門ダムを水源とし、下流の白石ぜきから 取水し、小岱山の下にある導水トンネルを経て、熊本県荒尾市金山の分水場へ送られ、福岡県大牟田市の宮原浄水場まで送 られている。
 宮原浄水場では、諏訪川の水も一緒に沈殿処理をし、延命配水池を経て大牟田市中部の家庭等へ、また、四山配水池から は大牟田市南部の家庭等へ送られている。
 建設にあたっては、昭和46年、大牟田工業用水道や大牟田市上水道との共同事業として行われ、昭和50年6月1日給水が開 始された。

 市が供給する「市水」、三井鉱山が経営する「社水」ー福岡県大牟田市と熊本県荒尾市には二つの水道が混在する。市側 は水道一元化を目指すがネックになっている水道料金は、大牟田市の場合、月間使用料20トンで市水が約3000円、社水は1900円 (1トン当たり95円)。
 三井の社水は明治42年に始まった。大牟田市の水道事業開始より12年も早い。同市内を流れる諏訪川と熊本県の菊池川に 取水権を持ち、給水対象は当初、炭鉱施設と炭鉱社宅だけだったが、周辺の一般民家へも広がっていった。
 「市町村の運営が原則」とする水道法のもと、1972年には国の指導で大牟田、荒尾両市と三井鉱山が水道一元化に基本合 意した。行政側は閉山を機に移管を一気に進めたいと、三井側に施設の無償譲渡を申し入れる方針。しかし、三井側は「今 のところ、水道事業をやめることは考えていない」としている。 (平成9年2月16日付け 西日本新聞より)

(2004年8月1日撮影)

 

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