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明治42年、三池港東側にあった四山火力発電所に隣接して建設され、「四山変電所」と呼ばれて
いた。その後「三川変電所」、「三川配電所」、「三川電鉄変電所」と改称され、三池炭鉱専用鉄道の変電所として使用されて
いた。 平屋建ての建物は、イギリス積みに組んだれんが造りで、スレート葺きの切妻屋根が2棟接して並んだ形になっている。長さ は、東西約33メートル、南北約17メートルである。窓は、窓台に砂岩を用い、上部がアーチ状になっている。また、内部を仕切 る壁は、柱と柱の間がアーチ状に繰り抜かれている。 平成10年12月に株式会社サンデンが三井鉱山株式会社から買収し、現在本社屋として使用。窓枠の新調、破損部のモルタル補 修などの修復を進めながらも、極力本来の姿を維持しながら活用されており、近代化遺産の保存として好例といえる。 同所は平成12年12月4日、国の登録文化財に指定された。 (大牟田市教育委員会説明書きより)
![]() (2003年9月22日撮影)
株式会社サンデンが三井鉱山に買収を申し入れたのは、三池炭鉱閉山から2箇月後。土地購入費と
改修費で計7500万円かかった。同変電所の外観はそっくりそのまま残されており、旧三池炭鉱に残された数多くの産業遺産の中
で、別の役割で”生きている”のは、この旧三川電鉄変電所だけという。「産業遺産を残すだけではなく、それをどのようにし
て地域の活性化につなげるか、生かすことを考えていかなくてはならない」(西日本新聞参照)
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